第1期電王戦はPONANZAが2連勝で決着。第2期棋士側予選に羽生4冠登場!

2016年5月21日・22日に滋賀県・大津市の比叡山延暦寺で行われていた第1期電王戦の第2局は118手で後手のPONANZAが山崎隆之叡王に勝利し、2連勝で幕を閉じました。また、第2期電王戦のプロ棋士側の代表を決める叡王戦には羽生善治4冠の登場が発表されました。

山崎叡王が力将棋に誘導、PONANZAも応戦

矢倉模様からの乱戦に持ち込んだ山崎叡王に対してPONANZAは局面を落ち着かせようとすることなく、積極的な手を指し続けた1日目。山崎叡王は4枚の金銀の内3枚が3段目以上に配置され、なんとしても押さえ込みたい形に。一方のPONANZAは3段目には金が1枚あるだけの低い構え。

2日目の初手、通算51手目に初めて山崎叡王の玉が4九に移動しました。その後59手目に3八玉と移りますが、王様の隣接しているマスに金銀がない、すでにアマチュアが指しこなすのが大変難し陣形になっています。この時点でPONANZA有利。

PONANZAの疑問手をとがめ損ねる

8F9

ここから山崎叡王は端攻めを敢行。69手目の1三歩にPONANZAは後に疑問手と判断された同玉を着手。普通は香車で取り、端の攻めが一旦緩和されるところなのですが、ここで同玉としたために、一瞬、山崎叡王にチャンスが訪れました。

形勢を盛り返せるチャンスは端攻めの継続でしたが、山崎叡王の選択は6筋の折衝。ここで桂馬を一枚得する流れになったのですが、どうやら山崎陣のコマがばらばらになってしまったマイナスの方が大きかった模様。

8FA

この7九銀からPONANZAの攻めが続いてしまう形になってしまいました。

王様を守るのに適している金・銀が山崎叡王側は遠く離れているのに対し、PONANZAの王様には金・銀が2枚護衛としてついています。この玉形の差がおおきく、PONANZAが攻め続けられる状況になっています。

最後は長手数の即詰みに討ち取る

8FB

101手目、山崎叡王が1五香としたところで、PONANZAは怒濤の王手ラッシュ。どうやら即詰みがあったようです。詰みの発見五のコンピューターには間違える要素がなくなるので、ここからは山崎叡王もどうしようもなく、わかりやすい局面になったところで投了となりました。

第2期叡王戦には羽生4冠が登場!

対局後、第2期叡王戦に関する発表が行われました。

ナンバーワンコンピューターソフトと対決するプロ棋士側の大会・叡王戦は、棋士が出場するかどうか決められます。そんな中山崎叡王が優勝した第1期叡王戦は羽生4冠、渡辺竜王は参加しなかったのですが、次に行われる第2期叡王戦では、羽生4冠が参加するという情報が流れました。

羽生4冠とはいえ叡王戦を勝ち抜くことだって楽ではありませんが、もし優勝したら、コンピューターソフトと「当代随一の男」が初めて公式に戦うことになるのですね。これは見物になりそうです。

おすすめ記事

  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

「麻雀ウォッチ」に森内九段と麻雀・土田浩翔プロの対談が連載。「思考」「運」を極めよう
ネスレのYouTube CMに加藤一二三・橋本崇載・佐藤紳哉先生が出演
第74期将棋名人戦七番勝負 第1局は羽生名人が勝利
早世の天才棋士・村山聖に松ケンが挑む!「聖の青春」映画化決定
大井競馬の年末の祭典・東京大賞典に渡辺明竜王が登場
囲碁・将棋チャンネル、ネットサービスの「将棋プレミアム」で王将戦を独占生中継
第5期女流王座戦は加藤桃子女流王座がフルセット以上の闘いで防衛
第5期リコー杯女流王座戦第5局は伊藤が勝ち最終戦の決着へ。
棋王戦第1局は渡辺明棋王が佐藤天彦八段を下して先勝
第65期王将戦第6局は郷田王将が勝ち王将位を防衛
棋王戦・挑戦者決定戦【変則】二番勝負は佐藤天彦八段の勝利
第65期王将戦第2局は羽生名人が勝ち1-1のタイに
第9回朝日杯将棋オープン戦は羽生善治名人が3年連続5回目の優勝
第41期棋王戦第2局は佐藤天彦八段が勝ちタイに
第42期女流名人戦第4局は清水女流六段が勝って決着を最終戦に持ち込む

Menu

HOME

TOP