第74期将棋名人戦七番勝負 第1局は羽生名人が勝利

羽生善治名人に佐藤天彦八段が挑戦する第74期将棋名人戦7番勝負の第1局は4月5日・6日に東京都文京区の椿山荘で行われ、先手の羽生名人が佐藤八段を129手で破り先勝しました。羽生名人は通算10期目の名人位に向けて好スタートです。

戦型は羽生名人の横歩取り。途中で飛車交換などが入りつつ佐藤八段は振り飛車の美濃囲いの位置仁王様を囲います。中盤で持ち駒の歩の数が多くなった羽生名人が指しやすい形となります。佐藤八段は90手目に飛車と金・香車を交換する形から7筋に金・桂馬・香車を厚め、羽生名人の玉頭を狙います。

が、111手目62香車とした羽生名人の手が、どうやら勝利の手応えを感じた一着。佐藤八段は羽生玉に詰めろをかけるところまで迫りましたが、最後は羽生名人が佐藤玉を即詰みに討ち取ってゲームセット。

羽生名人の先勝を受けた第2局は2016年4月22日・23日に長野県松本市の「ホテルブエナビスタ」で行われます。

「ブエナビスタ」は競走馬の名前でもありますが本来はスペイン語で「絶景」を意味する言葉。第2局を制して景色が良くなるのは羽生名人か挑戦者の佐藤八段か。

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