棋王戦・挑戦者決定戦【変則】二番勝負は佐藤天彦八段の勝利

渡辺明棋王への挑戦者を決める第41期棋王戦挑戦者決定トーナメントの決勝戦が佐藤康光九段と佐藤天彦八段で争われ、天彦八段が勝利した。

本決勝戦は、いわゆる「本戦」の勝ち残り者と、準決勝以降で敗退した人が出場できる「敗者復活戦」の勝ち残り者で争われ、本戦の勝ち残り者には1勝のアドバンテージが与えられている変則二番勝負。

康光九段は一つ勝てば挑戦者決定、天彦八段は二連勝すれば挑戦者決定というルールで、まずは初戦で天彦八段が勝ち、2015年12月28日(月)に東京・渋谷区「将棋会館」(JR千駄ヶ谷駅、老舗ラーメン屋・ホープ軒が割と近い)で行われる最終決戦の勝者が渡辺棋王へ挑戦する。

平均手数が110~120手くらいの将棋で、本局は179手で終局する大熱戦。20代の天彦八段が羽生世代の康光九段に勝ち、ルール上のタイ成績とした。変則二番勝負は、プロ野球のクライマックスシリーズと同様で、成績の良かった側が1勝のアドバンテージを得ている状態から始めるもの。

羽生世代と言われる1970年前後に生まれた棋士のほかも、このところのタイトル戦線は主に現在40歳前後~45歳くらいまでの棋士の間で争われることが多かった。

なかなか若い世代がタイトル保持者になるのが難しいのが現在の将棋界だ。例外は渡辺明竜王と、2014年に竜王位を戴冠さいた糸谷八段(前竜王)くらい。

天彦八段は1988年生まれの20代で、この秋に行われた王座戦(羽生善治王座)へ挑戦し2勝3敗で惜しくもタイトル奪取を逃すものの、この棋王戦でも挑戦者決定戦まで駒を進め躍進中の若手と言える。

今年度は他に広瀬章人八段が王位戦に挑戦、豊島将之七段が棋聖戦に挑戦(いずれも相手は羽生善治名人で、ともにタイトル戦で敗退)しており、ついに若手の世代の波が来るか、というところに差し掛かっているようにも思える。

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